この旅の主人公は、5歳のトイ・プードルの男の子、空くんです。彼と一緒に旅するのは、人間のパパとママの3人家族。
空くんとの特別な時間を共有するための冒険が始まります。
東京から島根への愛犬との旅行を計画する際、飛行機、車、そしてフェリーと車という選択肢がありました。
初めての試みとして、フェリーでの旅を選びました。東京から徳島までオーシャン東久フェリーを利用し、自家用車も一緒に乗せることで、徳島から車で島根へと向かうことにしました。
東京から空くんと一緒に旅行できるフェリーの選択肢として、オーシャン東久フェリーと横須賀から北九州までの東京九州フェリーがありました。
今回の旅行は初めての空くんとのフェリー旅で、新しい経験を求めて東京よりの徳島までのオーシャン東久フェリーを選びました。
今回の旅で最も楽しみにしていたことは、飛行機や車だけの旅よりも、愛犬との自由な時間を作ることができる点でした。
時間はかかるかもしれませんが、船の旅で愛犬と一緒にいられることは新しい経験で、非常に楽しみにしていました。一方で、不安だったことは船酔いの可能性でした。
空くんだけでなく、自分自身に対しても船酔いするかどうかわからなかったため、ワンコ用と人間用の船酔いの薬を用意しました。
車を指定のエリアに駐車した後、待合室へ向かいます。チケット発券エリアは別の階にあり、そこでチケットを受け取ります。今回はオンラインで購入済みだったため、手続きはスムーズで無人でした。
待合室は上の階に位置しており、夏休み前だったためか、空いていました。
レストランや売店はなく、自動販売機のみが設置されていました。広々とした空間で、ガラス張りのため開放感が感じられました。
出発の1時間前、18時半前に車に戻り、車内で待機を始めました。
最初に九州に行く車が乗船し、次に2輪車、最後に徳島行きの車の乗船が行われました。19時過ぎに、いよいよ乗船の時が来ました。
部屋にはトイレやシャワーはありませんでしたが、テレビ(BSが少し見られる)、冷蔵庫、空気清浄機、ワンちゃん用のケージ、トイレシート、水入れ、チュール系のおやつ、クローゼット、全身鏡が備え付けられていました。窓の外には海ではなくホールがあり、人が通るため、夜は室内の電気がついていると外から丸見えになります。
明るい時は室内が暗いとよく見えないため、夜だけカーテンを閉めました。
ペットとの部屋は2室しかなく、各部屋のドアの前には一般客が入れないようにもう一つのドアがありました。
部屋の前にはケージにわんちゃんを預ける部屋もありましたが、私たちの滞在時には隣の部屋もケージに預けるペットもいませんでした。
空くんは部屋から出られないため、パパとママは交代で船内を利用しました。
船内には大浴場があり、人がいなかったので非常に快適でした。海を見ながらのお風呂は素晴らしい体験でした。
食事に関しては、レストランがないため、自動販売機で冷凍食品やカップヌードルなどを購入し、レンジで温める形でした。私たちは事前にコンビニで食品を購入して持参しました。
船内にはリラックスルーム、化粧室、お土産を販売する売店、小さいゲームコーナーなどもありました。これらの設備は、乗船中のリラックスや楽しみを提供してくれました。
デッキへの出入りは時間が決まっていましたが、利用することができました。
暗い時間帯と明るい時間帯の両方で、異なる風景を楽しむことができました。わんちゃんはデッキへの出入りが禁止されているため、人間だけの楽しみとなります。
到着前にアナウンスがあり、徳島で下船する人たちは階段やエレベーター前で待機しました。
船が着いたら、すぐに車から出なければなりませんでした。下船後、車を一旦停めてカーナビをセットし、徳島からの出発を始めました。
徳島の待合室は朝の9時から利用できるため、私たちは早く着きすぎて車の中で9時まで待機しました。
乗船は11時頃で、天気が良くとても暑かったので、エアコンをつけて待っている車もありました。私たちはガソリンの消費を心配し、窓を開けて待っていましたが、炎天下での待機は厳しい状況でした。
帰りの室内は東京からのものと同じでしたが、船内の自動販売機の商品には少し違いがありました。
料金については、往復割引が適用されたのか、行きより550円安くなっていました。
愛犬空くんと共にこのフェリーでの旅に出ることは、私たちにとって新しい経験と素晴らしい機会でした。
特に、大浴場から海を眺めるリラックスタイムは、旅の最も印象に残る瞬間でした。
それでも、全てが完璧だったわけではありません。行きの船では、予想以上の騒音に悩まされ、未知の振動に戸惑い、眠れぬ夜を過ごしました。
しかし、帰りの船では、慣れもあるでしょうが、その日の疲れも手伝って、心地よい眠りにつくことができました。
この旅を通じて、愛犬と一緒に乗船できるフェリーの魅力を深く感じ、今後も様々なフェリーでの冒険をしたいと思います。空くんと過ごした貴重な時間、新しい発見、そして学んだ教訓。
これらが全て、このフェリーでの旅を特別で思い出深いものにしました。
最後に、ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。この経験は私たちにとってかけがえのないものとなり、共有できたことを嬉しく思います。
オーシャン東久フェリー公式サイト
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